外国為替市場は日平均で約1兆5000億ドルもの金額が取引されています。この大き
なマーケットを捉えるためには、世界の動きや経済指標に注視する必要があります。
FX取引の場合も、為替レートの動向を分析する上で、ファンダメンタルズ分析は不可
欠です。外国為替では、その国の政治安定度や経済力格差、金利格差、貿易収支な
どの政治や経済的な要因がファンダメンタルズとなります。
これらの数値を具体的に示してくれるのが、各国から発表される経済指標です。経済
指標とは、GDP(国内総生産)や雇用指数など、その国の経済動向に関する統計情
報のことです。基本的には自分が取引する通貨、そして外貨の中心的存在である「米
ドル」の状況を把握します。
米ドルは「基軸通貨」と呼ばれ、その動向は他の通貨へも大きく影響します。米ドルを
動かす要因となる主な指標として、政策金利を決定するFOMC(米連邦公開市場委員
会)、景気判断材料となる非農業部門雇用者数、生産者物価指数、貿易収支などが挙
げられます。これらの指数は発表された数値そのものよりも、予測されていた数値と
の相違が大きいほど為替変動も大きくなる傾向があります。
米ドルの値動きに直結するアメリカの経済指標は、日本のファンダメンタルズ以上に
注意を払う必要があります。さらに、指標に関連する要人の発言も為替に大きな影響
を与えます。FOMCを開催するFRB(米連邦準備制度理事会)の議長声明、日本では
日銀総裁などの発言がこれに当たります。
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