FXデイトレード投資法

2009年5月アーカイブ

(問) 北陸地域の経済・景気動向の認識と、実際に訪れてみて受けた金沢の 印象について、お聞かせください。
(答) 本日、金沢に参りまして、車の中から外の景色を見ただけで実際に金 沢の街を歩いたわけではありませんので、当地の印象を語るには少し早いとい う感じがしますが、最初に当地の印象を申し上げたうえで、経済の状況につい てお答えしたいと思います。
実は私は当地へ学生時代に何回か来たことがありますし、それ以外に も縁があり福井県にはよく来たことがありますが、経済、産業を意識して見て いたわけではございません。当地の産業面などについて事前に勉強しましたが、 電気機械や一般機械などを中心に、世界に通用する技術を有する企業が数多く 存在しているという印象を受けました。また、温泉や立山、能登半島、兼六園、 東尋坊など観光資源にも恵まれていると思います。2008 年の夏には、東海北陸 自動車道が全面開通し、中京圏との交通が一段と便利になったようです。この ほか、2014 年度末までに北陸新幹線が富山、金沢まで伸び、さらに、金沢から 福井の間と敦賀駅部の着工等についても今年度中に結論が出る予定だと伺っ ており、交通インフラの整備が進められている状況だと思います。本日は、北 陸地域経済を代表する方々と懇談する機会に恵まれました。その場では、景気 は厳しいという声を多く頂戴しました。ただ、そうした中にあって既に次を睨 んだ一手を講じているなど大変心強い話も伺いました。当地へ来たばかりで印 象を語るにはあまりにも僭越ですが、当地が今後発展していくことを期待して います。 北陸経済の現状については、支店長会議などを通じまして金沢支店長 から常々報告を受けており、当地の景気は悪化していると認識しています。先 ほど申し上げましたとおり、当地は製造業のウェイトが高いほか、モノづくり での高度な技術力を有していることもあり、海外経済との繋がりが強い構造に なっています。このため、2002 年以降の景気回復局面では、北陸の企業は、設 備投資、有効求人倍率など全国平均を上回る伸びを示し、レベル自体も上回っ ていましたが、昨年秋以降の急速かつ大幅な景気悪化の局面において、北陸の 製造業は、大企業とともに中堅・中小企業の業況も悪化し、全国レベルまで低 下してきました。非製造業も全国と同様に悪化しています。ごく最近の動向と しては、在庫調整の進捗などから生産の減少テンポが緩やかになるなど、景気 悪化に歯止めがかかる兆しがみられ始めています。また、企業金融では、全国 と比較すると、例えば加工業種で金融機関の貸出態度が「緩い超」になってい るなど、審査能力を活かして前向きに対応していこうという姿勢が窺われます。 ただ、景気悪化に歯止めがかかる兆しがみられ始めているといいましても、経 営者からは、例えば、「稼働率は3月までの2~3割から引き上げられたとは いえ、当面は6割程度までである」という声が多いと聞いています。景気の先 行きにかかる不確実性は高いため、引き続き、慎重にみていく必要があると考 えています。

(問) 先ほど講演会のあとに地元の経済団体の幹部と懇談されたようですが、 具体的に懇談の中でどのような意見があったか紹介頂きたいのと、それについ てどのようにお感じになったか、教えてください。
(答) 懇談の内容を個別具体的に申し上げることは差し控えますが、貴重な ご意見を賜りました。ひとつは、景気の現状について、出席された経営者が属 している地域や産業、企業に則して、厳しい状況について詳しいご説明があり ました。それから当地全体に関してですが、いろいろなかたちで中央と繋がり、 あるいは他の地域と繋がっていくということが大事であるというご指摘と、そ うした繋がりによって競争環境が厳しくなっていく中でどのように地元の企 業としての存在を十分に示していくのか、といった様々な問題意識が示されま した。また、さらに大きな視点から、日本経済が発展していくためにアジアの 経済との繋がりを強化していくことが大事であるとか、金融の安定を図ってい くことが大事であるなど、様々な問題意識が披露され、日本銀行としてどのよ うに考えているか、というご質問も頂戴しました。

(問) 先ほどの講演会において福井県商工会議所連合会の川田会頭が言って いましたが、総裁が言っていることと地方の実態にギャップがあるのではない でしょうか。実際、金沢支店が出している指標をみても、有効求人倍率は全国 トップクラスだったのがいつの間にか全国と同じくらいになってしまい、それ に伴って所得環境は全国平均よりも落ちてしまっているなど、悪い方へ進んで います。総裁は講演の中で、経済は長期的に回復するであろうという、少し曖 昧な回答をされましたが、具体的に、製造業が強い北陸の製造業や輸出産業を 活かし、実際に働いている人が普段の生活に戻れるのはいつ頃を目処にしてい るのでしょうか。
(答) 講演の席でも申し上げましたが、日本銀行の話はマクロ経済、日本経 済全体の話にならざるを得ません。今回の危機に至る前の景気拡大局面でも、 地域によって大きな差がありました。今回は、同様に、景気が大きく悪化する 局面で地域ごとに大きな差があると認識しています。当地について特に知識が 深いわけではありませんが、懇談会も含めて受けた印象としては、企業経営者 の方のご認識と日本銀行の判断にギャップがあると受け止めておりません。日 本経済全体の話になりますが、現在起きていることは、昨年秋以降の急激な世 界的な金融の収縮に伴う経済の落ち込みの影響が次第に薄らぎつつある、とい うことだと思います。生産が大きく減少し、在庫調整が進んできた結果、プラ ス方向の変化が少しずつ出ていると思います。ただ、日本全体、あるいは世界 全体にも言えることですが、問題は、在庫調整が終わった後の最終需要がどの 程度強いのか、ということです。この点について、私どもは決して楽観的にみ ているわけではなく、むしろ慎重にみています。当地に即して、いつ頃人々が 安心感を持てるのか時期を申し上げることはなかなか出来ませんが、全体の姿 についてはそのように判断しています。

(問) 先ほど講演の中で株安が金融機関の金融仲介機能に与える影響につい ても若干言及されていましたが、今般発表されたメガバンクの決算を見ると、 2先はTierⅠ比率で保有株の残高が50%以下になっていますが、もう1先は 未だ70%程度保有している状況です。法律上の規制は満たしていますが、総裁 は、現在のメガバンクを中心とした主要行の保有株残高の状況についてどのよ うな認識をお持ちでしょうか。
(答) 個別の金融機関に即してのコメントは差し控えたいと思います。ただ、 日本の銀行システム全体として株式の保有リスクをどう考えるのか、という観 点からお答えいたしますと、講演やレポートで指摘しているとおり、現在、日 本の金融機関にとって株式の保有リスクが最も大きなリスクになっています。 信用リスクよりも株式保有リスクの方が大きいというのが現在の姿です。この ような状況ですと、株価変動に伴って銀行の経営が変動しやすくなりますので、 私どもとしては、株式の保有リスクをもう少し削減していくことが望ましいと 考えています。今般、日本銀行は株式の買入れを再開したり、安全弁として劣 後ローンの供与を開始しましたが、それは、そうした株式保有リスクを抱える 銀行経営上の弱さに対応しようとしたからです。こうしたことを通じて、私ど もの考え方をご理解頂けると思います。

(問) そのような総裁のご認識からすると、法律上TierⅠを上限とする現状 の定量的な縛りを見直す必要があるのでしょうか。総裁がご指摘のようにもう 少し削減が必要なのであれば、そういった議論を始めていく必要があるのか、 お聞かせください。
(答) 金融機関は様々なリスクに直面していますが、全てのリスクファク ターを数量的に示すことがいいかどうかについては、議論のあるところだと思 います。今回の一連の金融危機で、様々なリスクが相関していることが改めて 判明しました。私自身としては、金融機関が全体として抱えているリスクを適 切に把握する――これは非常に難しいですが――、それが最も大事だと思いま す。株については、繰り返しになりますが、株式のリスクファクターだけに着 目するのではなく、もう少し大きな問題として考えた方が良いと思います。株 式の保有は、純粋に投資上の判断として行うケースと、現状のように政策投資 として行うケースでは性格は違います。重要なことは、金融機関が株式保有リ スクを削減したいときに削減できるような状況になっているかどうか、という ことだと思います。

(問) 景気回復の姿を日本全体と地方に分けて考えますと、先ほど総裁が おっしゃった年度後半からの景気回復は海外経済の回復に支えられるものだ と思いますが、その場合に、地域で大きな差があるという話もありました。回 復局面で地域の経済のコントラストが強く出ることがあるのか、どのような姿 で回復していくのか、といった点についてお聞きします。
(答) 今回の景気の急激な落ち込みは、グローバルな経済の落ち込みを反映 したものです。その影響を最も受けたのは、自動車であり、電機であり、一般 機械であったと思います。昨秋以降、そうした業種、あるいは、そうした業種 が多く立地している地域の落ち込みは大きかったと思います。世界経済の回復 が日本の景気回復をもたらす一番大きな要因であるとすれば、その逆のことが 起きたのだと思います。また、グローバルな景気の落ち込みに伴う国内景気の 落ち込みによって、雇用、雇用者所得、あるいは企業収益が減少あるいは弱く なっていき、その結果として内需が弱くなっていく可能性もあります。これは、 先ほどの製造業とは違う影響をもたらすわけです。最終的な地域別の景気の回 復のパターンがどうなるのか現時点ではわかりませんが、そうした様々な動き の結果であり、様々な要因を重ね合わせて判断していく必要があると思います。

(問) 先ほど、北朝鮮が核実験を行ったという報道がありました。直接的な リスク要因を想定するのは難しいかもしれませんが、株などのマーケットや世 界経済の枠組みなどに与える影響について、現段階でどのように判断している のでしょうか。
(答) そのニュースは承知していますが、午前中は移動と講演を行っており、 深くコメントする時間的余裕はございませんでした。ただ、市場の反応をみる と、若干の影響はあるかもしれませんが、大きな影響が出ているということで はないと聞いています。

(問) 大手行の決算をみたところ、顕著な現象として、貸出残高は全体とし てかなり増えていますが、中小企業向けに限ってみると減らしている銀行が多 いようです。経営者からは、「健全な資金需要がないからである」という説明 が目立ちましたが、この説明はどの程度説得力があるものなのでしょうか。他 の要因があるのか、また、金融機関の行動はどうあるべきなのか、についてご 見解をお願いします。
(答) 大企業および中小企業向けの貸出の伸び率の差をどう理解するのかと いうご質問ですが、まず、大企業について申し上げます。先ほどから説明して いるとおり、売上の落ち込みはかなり大きかったので、その影響で、資金需要 の増加も大きく、それに応じた銀行の貸出の伸び率が高くなったのだと思いま す。中小企業については、そうしたことに加えて、マクロでみて危機発生以前 の手元流動性の水準が大企業対比高かったことから、手元流動性を取り崩すこ とで対応している面もあるようです。現在はそうした状況ですが、この後の大 企業、中小企業の企業金融の状況については、注意深く見ていく必要があると 判断しています。

(問) 先ほど、海外需要の持ち直しから製造業のウェイトが高い地域が先に 回復するのではないかとのお話でしたが、北陸も製造業のウェイトが高いため、 そうしたシナリオに沿って、他の地域に比べて少し先んじて回復していくと考 えられるのでしょうか。
(答) そのご質問にお答えするには、北陸経済の知識、情報が十分ではなく、 定性的なメカニズムについてはご説明できますが、それ以上具体的にお答えす ることは遠慮させてください。

(問) 先日の記者会見で、第二四半期の実質GDP成長率は第一四半期より もかなり良くなるだろうとおっしゃっていました。この点について詳しくご説 明いただきたいのですが、これは成長率がプラスに転じるという意味なのか、 そうではないのか、 教えてください。
(答) メカニズムについてですが、これだけ生産・在庫調整が進捗しますと、 そうした大きなマイナス要因が減少してきますから、四半期でみるとプラスに なってくるということです。具体的にどの程度の数字になるかは現時点で申し 上げられませんが、メカニズムとしてプラスになっていくだろうと申し上げた 次第です。

(問) 米国で長期金利の上昇が鮮明になってきています。いろいろな要因が 指摘されており、米国債の格下げの可能性や米国の信認低下などが考えられ、 トリプル安的な動きも懸念されています。現時点で日本経済への影響をどのよ うにみてらっしゃいますか。
(答) 経済の動き、金融市場の動きというのは、お互いに関連しています。 従って、長期金利の変動だけをとらえて、日本経済への影響という問題の立て 方は必ずしも適切ではないと思います。経済が回復の方向に向かっている中で ――これはあくまでもメカニズムとして申し上げていますが――、経済が極端 に悲観的な心理状態から抜け出し、少しずつ下げ止まり、回復に転じていくと いう見方が出てきますと、株式市場や長期国債市場にもその影響が出てくると 思います。従って、長期金利の影響をどう捉えるのかという問いの立て方も有 り得ると思いますが、その背景にある金融経済情勢自体がその動きを決めてい くのではないかと思っています。

2009-05-26

平均足は、4本値(open-high-low-close)の平均値からなるテクニカル指標で、チャートのブレを排除して為替相場のトレンドを探ることを目的としたテクニカル分析です。 平均足とローソク足のチャート表示の違いを観察します。

Candles / HeikenAshi
Most profits (and losses) are generated when markets are trending--so predicting trends correctly can be extremely helpful. Many traders use candlestick charts to help them locate such trends amid often erratic market volatility. The Heikin-Ashi technique--"average bar" in Japanese--is one of many techniques used in conjunction with candlestick charts to improve the isolation of trends and to predict future prices.

The Heikin-Ashi technique uses a modified formula

  • xClose = (Open+High+Low+Close)/4
  • xOpen = [xOpen(Previous Bar) + Close(Previous Bar)]/2
  • xHigh = Max(High, xOpen, xClose)
  • xLow = Min(Low, xOpen, xClose)

Constructing the Chart
The Heikin-Ashi chart is constructed like a regular candlestick chart (except with the new values above). The time series is defined by the user--depending on the type of chart desired (daily, hourly, etc.). The down days are represented by filled bars, while the up days are represented by empty bars. Finally, all of the same candlestick patterns apply.

Putting It to Use
These charts can be applied to many markets; however, they are most often used in the equity and commodity markets. Traders often program these new instructions into existing trading programs, such as MetaTrader, or use many online tools (listed in the reference section below). Finally, it can be applied via Microsoft Excel or other similar spreadsheet programs.

There are five primary signals that identify trends and buying opportunities

  • Hollow candles with no lower "shadows" indicate a strong uptrend: let your profits ride!
  • Hollow candles signify an uptrend: you might want to add to your long position, and exit short positions.
  • One candle with a small body surrounded by upper and lower shadows indicates a trend change: risk-loving traders might buy or sell here, while others will wait for confirmation before going short or long.
  • Filled candles indicate a downtrend: you might want to add to your short position, and exit long positions.
  • Filled candles with no higher shadows identify a strong downtrend: stay short until there's a change in trend.

Conclusion
The Heikin-Ashi technique is extremely useful for making candlestick charts more readable--trends can be located more easily, and buying opportunities can be spotted at a glance. The charts are constructed in the same manner as a normal candlestick chart, with the exception of the modified bar formulas. When properly used, this technique can help you spot trends and trend changes from which you can profit!

Heiken_Ashi_cw_mxbHVS_mtf

Heiken Ashi.JPG

SYNERGY Trading Method

It combines the market forces of Price Action, Trend, Momentum and Market Strength to produce higher probability trades.
With Synergy, traders identify and use two important trading components in real-time: Price Action and Sentiment.
To setup this strategy, please unzip Synergy.zip and copy all indicators into \experts\indicators\ in your metatrader directory.
Then copy the template into \templates in your metatrader directory.
After restarting metatrader and choosing the template you can see arrows and crosses which shows entries and exits according the trading method. Each cross displays a number which means the profit or loss of the closed trade. The yellow numbers at the end of the chart displays the overall result when every signal was traded.
the some options of SynergyInd indicator can be adjusted:
UseEntry68_32: When this is true, the indicator enters a long position even when RSI is above 68 or a short position when RSI is below 32.
UseSmallerExit: When this is true, the system closes a position when the actuall candle is smaller than the previsous candle. "DefineSmaller" needs to be a value.
ReqRedYellowCombo: When this is true, the TSL must be above the MBL before entering a long position or the TSL must be below the MBL before entering a short position.
UseVolExpanding: If this is true, positions are only opened when volatility increases (measured by the Bollinger Bands of the TDI).
UseChaikin: If this is true, positions are only opened when colatility increases (measured by the Chaikin's Volatility indicator).
Use4Trend: If this is true, long positions will only be opned when the 4H trend is up and short positions will only be opened when the 4H trend is down.
Use Alert: ... I think everybody knows this feature.
So far the following settings seem to work most suitable: UseEntry68_32 false, UseSmallerExit false, ReqRedYellowCombo false, UseVolExpanding true, UseChaikin false, Use4Trend false.

SYNERGY Trading Method

synergy.zip

Synergy.JPG

Currencies

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Of all the mugs' games in finance, currencies top the lot. But since the start of the credit crunch at least the rules of the game have been pretty straightforward. If the world was becoming riskier, you bought the dollar or the yen. On brighter days, conversely, traders piled into higher-risk currencies: the pound, for instance, or commodity plays such as the Australian dollar.

In the past few weeks, however, confusion has returned. Sure, the commodity currencies have responded to talk of "green shoots". But the yen, for example, has been strengthening since equities bottomed in March. Over the same period, the dollar rallied against the euro but is now back to where it was. Sterling, too, is all over the place versus the euro. Still, bewildered traders could be interpreted as a positive sign that normality is returning to markets.

FT.com

This EA uses EMAOsMA indicator.
It buys when the EMAosMA cross down to up the zero line.
It sells when the EMAosMA cross up to down the zero line.

To compile an EA:
1- Copy it to the MT4/experts folder.
2- Double click it to open with MetaEditor.
3- Press F5 in MetaEditor.

To compile an Indicator:
1- Copy it to the MT4/experts/indicators folder.
2- Double click it to open with MetaEditor.
3- Press F5 in MetaEditor.

Any position closed by one of four conditions:
1- Take profit price has been reached.
2- Stop Loss price has been reached.
3- The EA closed the position.
4- Margin call.

SL = 8 points are too small and certain trades successful.
SL= 25 points.
USD/JPY 30min will be better.
EUR/JPY 15
GBP/JPY 15
EUR/USD 15min

thanks for Ojala EA.
Good Luck!

Ojala EA

EMAOsMA

ojala.JPG

FXデイトレード投資法にMetaTrader 4 は必須です。
ODL Japan 株式会社のMetaTrader 4 の取扱説明書は大変参考になります。
以下に目次の内容を記します。

  1. ODL Meta Trader 4 の基礎知識
  2. ODL Meta Trader 4 で実際に取引を行う
  3. ファイルメニュー
  4. 表示メニュー
  5. 挿入メニュー
  6. ツールメニュー
  7. Expert Advisors テスターウィンドウと稼動/停止
  8. ODL Meta Trader 4 使用前の注意

全187ページです、参考まで。

mt4manual.JPG

ODL Meta Trader 4 manual

(問) 本日公表された展望レポートでは、今年度および来年度の実質成長率 見通しについて、それぞれマイナス3.1%、プラス1.2%と修正されまし たが、本日の決定会合での議論を踏まえ、経済・物価情勢の評価、そして政府 の追加経済対策の影響をどの程度この数値に織り込んでいるかについてお聞 かせ下さい。

(答) 本日の決定会合では、「無担保コールレート・オーバーナイト物を、 0.1%前後で推移するよう促す。」というこれまでの金融市場調節方針を維 持することを全員一致で決定しました。 こうした決定の背景となる経済・物価情勢について、展望レポートに おける見通しを踏まえた上でご説明します。前回の展望レポートを公表して以 降、世界経済は同時かつ急速に悪化しましたが、最近に至り、世界的に景気の 下げ止まりに向けた動きもみられ始めています。今回の展望レポートでは、こ うした動きが世界経済の順調な回復につながっていくかどうかという点を中 心に、様々な角度から点検を行いました。 グローバル化が進展したもとで、各国の経済情勢の相互連関が強まっ ている上、今回は、昨年秋以降世界経済が同時かつ急速に悪化するという大き なショックに見舞われています。従って、わが国経済の先行きについても、各 国と同様に海外経済や国際金融資本市場の動向に大きく依存した展開を辿る 可能性が高いことに留意する必要があります。特に、米欧の金融システムの建 て直しがどのように進むのか、また、新興国も含めた世界の需要がどういう展 開を辿るのか、といった点については、なお不確実性が高い状態にあります。 今回の展望レポートでも、こうした不確実性を十分に念頭に置いて中心シナリ オとリスク要因の双方を注意深く点検しました。また、新型インフルエンザの 拡がりと経済活動等への影響については、今後、注意深くみていく必要がある ことを確認しました。 それから、今回の見通しに関しては、どうしても数字に関心が集まる わけですが、2008 年度後半のGDP前期比成長率が大幅に低下したことが 2009 年度GDP成長率に与える影響に注意が必要です。2009 年度は極めて低 いGDPの水準から始まるため、この年度中に日本経済が下げ止まる場合でも、 前年度対比の成長率自体は大幅なマイナスとなります。このように、経済の変 動が極めて大きい場合には、各時点における成長率、すなわち前期比でみた成 長率と年度平均の成長率が大きく異なり得ます。このため、経済・物価の中心 的な見通しを示していくにあたっては、参考計数として示した数字だけではな く、その背後にある経済・物価のメカニズムに関する定性的な見方が、従来以 上に重要になってくると考えます。 ここまでが前置きで、ここから本論に入ります。まず、中心的な見通 しを述べます。景気面では、2009 年度前半は、内外の在庫調整の進捗を背景に 悪化テンポが徐々に和らぎ、次第に下げ止まりに向かうとみられます。その後、 2009 年度後半以降は、各国における各種政策が効果を顕わすとともに、金融や 実体経済における様々な調整も徐々に進捗するとみられるため、国際金融資本 市場が落ち着きを取り戻し、海外経済も持ち直していくと考えられます。わが 国経済も、こうした海外経済や国際金融資本市場の回復に加え、各種対策の効 果もあって、緩やかに持ち直し、見通し期間の後半には、潜在成長率を上回る 成長に復帰していく姿が想定されます。 物価面では、石油製品価格の下落に加え経済全体の需給バランスの悪 化などを反映し、生鮮食品を除く消費者物価の前年比は2009 年度半ばにかけ て下落幅が拡大していく可能性が高いとみています。その後、石油製品価格な どの影響が薄れていくため、中長期的なインフレ予想が安定的に推移するとの 想定のもとで、下落幅は縮小していくと考えられます。 こうした中心的なシナリオに対する実体経済面での上振れ・下振れ要 因としては、4つの点を挙げました。すなわち、第1に国際的な金融と実体経 済の負の相乗作用の帰趨、第2に世界各国で取り組んでいる各種政策の影響、 第3に企業の中長期的な成長期待の動向、第4に国内の金融環境の動向です。 また、物価面の上振れ・下振れ要因としては、実体経済の変動に伴う物価の変 動に加え、物価固有のリスクとして、第1に家計のインフレ予想や企業の価格 設定行動、第2に輸入物価の動向を挙げています。 以上を2つの柱に基づいて整理すると、以下の通りとなります。 まず第1の柱に則してみると、わが国経済は、2009 年度後半以降は成 長率が緩やかに持ち直すとともに物価の下落幅も縮小していくとみられます。 従って、やや長い目でみれば、物価安定のもとでの持続的な成長経路に復して いく展望が拓けると考えられます。 第2の柱に基づくリスク要因を点検すると、国際的な金融経済情勢、 中長期的な成長期待の動向、わが国の金融環境など、景気の下振れリスクが高 い状況が続いていることに注意する必要があります。物価面では、景気の下振 れリスクの顕現化、中長期的なインフレ予想の下振れなど、物価上昇率が想定 以上に低下する可能性があります。一方、中長期的には、世界経済の回復過程 で、現在の極めて景気刺激的な政策が維持された場合、一次産品価格の上振れ などを通じて、物価が想定以上に上昇するリスクもあります。 以上を踏まえ、日本銀行としては、当面、景気・物価の下振れリスク を意識しつつ、わが国経済が物価安定のもとでの持続的成長経路へ復帰してい くため、中央銀行として最大限の貢献を行っていく方針です。 それから、政府の経済対策の効果をどのように織り込んでいるかとい うご質問ですが、これはいつもそうですけれども、展望レポートについては各 委員がその時点で利用可能な情報を基に作成しています。従って、政府の経済 危機対策については既に公表されており、各委員はその効果を考慮に入れた上 で見通しを作っているということです。もっとも、具体的にどの程度の効果を 織り込むかは、各政策委員の判断に委ねられているということです。

(問) 今後の景気見通しについて、色々な要因や下振れリスクがあることを 前提として、今年度後半に景気が緩やかに回復していくとのシナリオは維持さ れています。これは、先般のG7で「年内の回復」という表現を使っているこ とと整合的と思われます。一方、先日の総裁のニューヨーク講演では、インバ ランスの調整には相応の時間がかかるとして、「false dawn(偽りの夜明け)」 という表現を用いてよくよく注意しなければならないと述べていました。そう いう面では、年内の回復シナリオと「false dawn」の関係をどのように解釈し たらよいでしょうか。

(答) ニューヨークの講演で私が強調したかったことは、これだけ世界的に 信用バブルが拡大し、それが崩壊した今、調整過程にあるわけですから、その 調整には時間がかかるということです。日本のバブル崩壊後を振り返ってみて もそうでしたが、調整に非常に長い時間がかかり、その間でも景気自体は回復 から後退へと循環が何回かありました。従って講演で強調したかったことは、 金融システムをはじめ経済の様々な建て直しは時間のかかるプロセスである ことを認識しておいた方がよい、ということです。そうでないと、その間に例 えば保護主義が高まるなどというかたちで経済構造自体が悪くなってきます。 短期的な政策との関係で今ご質問のあった「false dawn」を特に強調したわけ ではありません。 今回の見通しについても、足許これだけ大きな生産調整が行われ、在 庫調整が内外で進展しているわけですし、金融政策・財政政策の効果もこれか ら期待できるということを踏まえると、この先の経済の経路は先程申し上げた ようなことになると思います。しかし、その調整後の姿がどのようになるかは、 様々な要因に依存します。つまり、世界経済が2004 年から2007 年にかけてみ られた高い成長率に戻っていくのか、あるいはもう少し低い成長率になるのか は、今後の展開をみて判断していく必要があります。かつての高い成長率の姿 に戻ることをもって回復といっているわけではなく、あくまでも、短期の循環 としてメカニズムを説明したということです。

(問) 展望レポートでは新型インフルエンザについても言及されています。 現在の脆弱な金融経済情勢の中で、新型インフルエンザは「フェーズ5」とパ ンデミック(世界的な感染爆発)1歩手前という状況にあり、大きなリスク要 因になると思うのですが、その辺についてどのようにお考えでしょうか。

(答) 新型インフルエンザの経済それから金融市場に対する影響については、 注意深くみていこうということで、今回の展望レポートにもその旨書いていま す。ただし、現時点でマクロ経済への影響を直ちに評価できるわけではないの で、今回は、注意深くみていくということを書きました。 まず、影響が把握しやすい金融資本市場への影響について申し上げると、 グローバルな金融市場では、警戒感を持って事態の推移を見守ってはいますが、 今のところ直接的な反応は限定的なものにとどまっているように見受けられ ます。すなわち、感染が最も拡大しているメキシコの通貨や株価の下落といっ た動きはありますが、その他の感染が確認されている国やエマージング諸国の 通貨等は概ね横這い圏内で推移しています。また、わが国を含む主要市場の動 きをみますと、この間の米国の大手金融機関の経営状況に対する見方や各地域 の実体経済指標への評価等に応じて上下する部分の方が多く、――これはあく までも数日間の市場の動きでありますが――、これまでのところ、必ずしも新 型インフルエンザへの不安心理が相場の基調をかたち作っている展開とは なっていません。 ただ、新型インフルエンザが不幸にしてもっと大きな拡がりを持ちます と、これは当然、人の移動や生産活動、経済活動に影響を与え得るものですか ら、現時点で私どもとしては、潜在的なリスク要因として注意深くみていくと いうことに尽きます。

(問) 銀行券ルールについて改めてお尋ねします。ルールがない場合には、 日銀の資産の大宗が究極的には長期国債になってしまい、オペレーションが窮 屈になり、長期金利・短期金利の撹乱要因になるという技術的な問題がありま す。さらに、国債市場における規律が無くなり、国債の格付けの低下を通じた 日銀の資産の劣化、ひいては中銀や通貨の信認の低下につながります。こう いった事態を懸念しているため、銀行券ルールは必要であるという理解でよろ しいのでしょうか。

(答) 繰り返しになってしまい恐縮ですが、教科書的な説明をもう1度致し ます。そもそも日本銀行が長期国債を買入れているのは、物価安定を通じて持 続的な成長を実現していくという金融政策の目的を達成するために、資金供給 オペレーションを行っているからです。例えば共通担保資金供給オペのような 相対的に短い期間の資金供給オペと、長期国債による資金供給オペの両方を 使って金融調節を行っているのが現在の姿です。その際銀行券という長期安定 的な負債に見合った資金を供給するために、長期の安定的なオペレーション手 段として国債を買入れることが、円滑な資金供給につながります。要は、長期 国債の買入れは金融政策運営のために行うものであり、それはつまり物価安定 を通じた経済の持続的な成長の実現のために行っているものです。 そうした観点から、どの程度のオペレーションの金額が良いかというこ とを判断し、現在の数字になっているわけです。仮に、長期国債の買入れを、 金融政策上の目的から離れて、例えば専ら財政のファイナンスを目的として行 うこととした場合、あるいはそうした目的であると市場に受け止められた場合、 金融政策運営に対する信認が失われることになるため、結局長期国債の金利そ れ自体にも悪影響が出てくると思います。「ルール」という言葉が良いのかわ かりませんが、長期国債の買入れを行っているのは適切に金融政策を運営して いくうえで必要だからであり、これまで何度も申し上げていますが、以上の点 に尽きます。

(問) 展望レポートの経済成長率の話に戻りますが、冒頭では、年度後半に は悪化のテンポが緩くなり、政府の政策も効果が出てくると若干前向きな発言 もありました。ただ、数字をみると、2009 年度のマイナス3.1%は戦後最悪 ということで一番低いですし、前回1 月の中間評価時点からもマイナス1.1% ポイントとかなり引き下げられています。その引き下げ要因について、もう少 し詳しく教えて下さい。

(答) 先程、数字をみる上で、年度平均でみると多少ミスリーディングな面 があるという趣旨の発言をしました。今回の場合、2008 年度の第3四半期、第 4四半期にかけて急激に落ち込みました。その結果、仮に2009 年度がずっと ゼロ成長で推移した場合でも、年度平均ではマイナス成長になるわけです。こ れは、いわゆる「統計上のゲタ」と呼ばれていますが、計算をしてみると、大 体「ゲタ」がマイナス5%程度あります。こうした点を踏まえると、先程の数 字は2009 年度中の動きとしてはプラスの成長を意味しています。問題はこう した景気の回復経路、すなわち年度後半に向けて成長していくという見通しが 正しいかどうか――この理屈については先程申し上げましたが――、その妥当 性にかかっているわけです。数字とメカニズムの関係は以上申し上げた通りで す。

(問) 展望レポートについての確認です。今回の展望レポートは基本的に、 GDPの2009 年度の予想は下方修正したが、年度後半からの緩やかな回復シ ナリオは維持したということになるかと思います。この回復のシナリオという のは、今後新たに追加的な金融緩和策というものはやらなくても、現状の政策 を維持したままで実現できるという認識なのでしょうか。

(答) 日本銀行は1月の中間評価の後、毎回の会合で経済情勢の厳しさに関 する認識を深める中で、金融政策、金融システムの両面で様々な措置を講じて きました。今回の展望レポートでは、こうした様々な施策が政府の対応ととも に次第に効果を発揮し、今年度後半以降は景気が緩やかに持ち直す中で、物価 はマイナス幅が徐々に縮小していくということを想定しています。結論として は、こうした動きが続けば、わが国経済は、やや長い目でみれば物価安定のも とでの持続的成長経路に復していく展望が拓けるということです。 経済の状況をみると、昨年秋以降の世界経済を襲ったショックは非常 に大きなものであったため、望ましい経済・金融の姿に復帰するにはやはり時 間がかかると思います。色々な国で見通しを公表していますが、米国について も、ユーロエリアについても、英国についても、彼らが想定する望ましい姿に、 例えば通常の金融政策のタイムラグである2年程度のうちに戻るかというと、 残念ながら戻っていないわけです。それだけ大きなショックが加わったという ことです。加えて、危機に先立つ期間に蓄積された過剰、不均衡が大きかった ということも指摘できます。重要なことは、現在講じている各種の措置の結果、 時間はかかるけれども最終的に望ましい姿に向かっていくかどうかというこ とです。その点の判断が非常に重要ですが、今回の展望レポートでは、時間が かかるけれどもそうした方向に向かっているということをいっています。

(問) 今、やや長い目でみればというお話をされたかと思いますが、物価上 昇率をみると、今年度も来年度も大幅なマイナスを予想されています。現状、 デフレリスクをどのようにみているのか、物価下落と景気低迷がつながってい く可能性はないのか、改めて説明をお願いします。

(答) デフレという言葉で物価の持続的な下落を定義しますと、私どもは、 デフレスパイラルに陥ることがないかどうかを注意しています。デフレスパイ ラルに陥るかどうかはいくつかの条件に依存しますが、最も重要なことは、中 長期的な予想インフレ率がどうなっているかということだと思います。それに 加えて、今後の経済情勢の展開、金融システムの状況などにも依存すると思い ます。今回の展望レポートでは、インフレ予想が安定的に推移するという想定 のもとで、わが国経済は海外経済や国際金融資本市場の回復に加えて、金融シ ステム面での対策や財政・金融政策の効果から、消費者物価の下落幅は2009 年 度後半以降縮小していくと予想しています。繰り返しになりますが、中長期の 予想インフレ率がどうか、金融システムがどうかといった点は重要なファク ターであり、毎回の決定会合で注意深く点検していますが、物価動向を見通す 上で現状ではデフレスパイラルをもたらすリスクが高いとは考えておりませ ん。

(問) 5月に入ると決算の発表を受けて企業金融が苦しくなる「5月危機」 が起こるのではないかと言われていた時期がありましたが、そうした「5月危 機」というリスクは和らいだとみているのかどうか、教えて下さい。

(答) 「5月危機」という言葉が適切かどうかは別にして、決算の発表と前 後して、企業金融あるいは金融市場がどのようになっていくのかということに ついては、毎回の決定会合で注意深くみています。企業金融の現状をみると、 日本銀行や政府による政策対応を背景に、CPの発行金利が一段と低下してい ます。また、これまで発行が止まっていた社債についても足許ではシングルA 格の発行がみられるなど、企業の資金調達環境の緩やかな改善が続いていると 判断しています。もっとも、企業業績の悪化傾向に加えて投資家の選別姿勢の 強まりが続くなど、企業金融はなお厳しい状況にあると認識しています。この ため、決算の悪化に伴い企業の信用リスクに対する金融機関や市場の見方が一 段と厳格化するという可能性には注意する必要があると考えています。この点 に関しては、日本銀行による社債やCPの買入れ、あるいは金融システム面で の施策として金融機関保有株式の買入れ、あるいは金融機関に対する劣後ロー ンの供与というのは、懸念されているようなリスクに備えたセーフティネット としての位置付けであり、そうしたものを日本銀行としては用意をしていると いうことです。いずれにしても、企業金融の動向についてはこれからも注意深 くみていきたいと考えています。

(問) 物価についてお伺いします。実質GDPは今年度マイナス3.1%、 来年度プラス1.2%との見通しですが、消費者物価指数は今年度マイナス 1.5%、来年度マイナス1.0%となっています。「中長期的な物価安定の 理解」の中心値はプラス1%程度という水準で変わっていないと思うのですが、 需給ギャップが相当拡がっていることを考えると、需給ギャップが縮まって物 価を押し上げるような働きは考え難いと思います。中長期的な物価の安定は日 本銀行の使命だと思うのですが、景気は回復しても消費者物価指数のマイナス が残る可能性があるということについて、本日真剣に議論されたのでしょうか。 暫く物価のマイナスが続くという現状をどのように評価されるのか、お伺いし ます。

(答) 最初に物価の見通しについて説明致します。展望レポートでも指摘し ている通り、物価の先行きについては上下両方向の不確実性が高いと考えてい ます。当面の物価動向の最も大きな要因は、昨年上昇した石油製品あるいは食 料品の価格の反動部分であり、今後も下落傾向が続くと思われます。加えて、 需給バランスが過剰方向に向かうことで物価の下落が強まるという側面もあ ります。 前者の前年の要因は1年経てば一巡しますから、物価の基調的な動きを かたちづくるのは、需給ギャップと先程申し上げた中長期的な予想インフレ率 の動きなどです。しかし、需給ギャップは、定性的に捉えることはできますが 正確に計測し難いという問題があります。これだけ大きな経済の変動が起きた わけですから、日本に限らず世界的に潜在供給力の不確実性が高まっており、 以前の環境で計算した供給能力よりも低くなっている可能性があります。その 場合には、需給ギャップは、当初想定したほど大きくないのかもしれません。 また、需給ギャップは、その時点では必ずしも正確に判定できません。1つの 例として申し上げますと、日本のバブルが崩壊した後、データが蓄積、遡及改 定されたことにより、需給ギャップは3%程度過大に推計されていました。今 回どうなるかはもちろん分かりませんが、需給ギャップの大きさは先になるほ ど不確実性が高くなります。私どもとしては、先程申し上げたようにある程度 合理的な推測をしているわけですが、先行きについては丹念にみていくしかな いと考えています。 デフレスパイラルのリスクについて、これを軽視しているのではないか というご質問だとしたら、そういうことは全くございません。物価の下落がデ フレスパイラルにつながるかどうかは、金融政策の運営上非常に重要なポイン トですから、今回の決定会合でも丹念に議論し、先程申し上げたような結論に 至ったわけですが、私どもとしては、今後とも引き続き注意深くみていきたい と考えています。

(問) 新型インフルエンザについて、どういう経路で日本の経済に影響を与 えるかをもう少し詳しく教えて下さい。2003 年のSARSの時は中国が主な出 所であったため、世界の生産拠点がどうなるかが非常に心配されましたが、今 回は欧米を中心に拡がるという見方もされており、そうすると日本経済への影 響の仕方も違うのではないかという想像もできます。その辺りについて総裁が どのようにみられているのかお聞かせ下さい。

(答) 新型インフルエンザはまだ発生して間もないわけですし、特定のルー トを具体的に申し上げるというよりも、どのような性格の問題として考えた方 がよいかということでお答えします。 今回の展望レポートの見通しもそうですが、日本の経済はグローバル 経済の動向と無関係には成立しないということは当然のことです。また、同じ ことは海外の経済についても言えます。そうすると、この新型インフルエンザ が拡がった場合、生産活動や販売活動、それから金融活動にしても、これらに は必ず人が介在しますから、そうした活動に対して制約がかかってくる、ある いは制約がかかってくるのではないかという不安が拡がることにより、色々な かたちで経済に影響を及ぼす可能性があると思います。 ただし、現状それがどの程度のものかということについては、もちろ んデータがあるわけではないので、私としてはルートを特定せず、しかし注意 して点検していくという姿勢で臨んでいきたいと考えています。

(問) 先程の質問にもあった通り、総裁は、いわゆる銀行券ルールを堅持し ていくことを繰り返しいわれていますが、原則を維持しつつ、例えば、残存期 間が1年に満たないものについては短期国債扱いにするなど、ある程度柔軟な 運用を今後検討ないし実施していく可能性はあるのでしょうか。

(答) いつも一般論として申し上げていますが、金融政策を遂行していく上 では、経済・物価情勢について予断を持つことなく丹念に点検していくととも に、予め特定の政策を排除したりあるいは必ず採用するといった考えを持つべ きではない、というのが私の考えですし、政策委員会のメンバーもそのように 考えていると思います。国債の買入れは金融政策の一環として行っているわけ ですから、金融政策の目的に照らして考えていく必要があると思います。私は ルールという言葉をあえて使いませんが、それは、日本銀行が金融政策上の判 断から離れて、自らが決めたルールに従って機械的に政策を運営しているとい うニュアンスがそこに込められているように感じるからです。長期国債の買入 れをどの程度にすれば金融政策を円滑に運営できるのか、という観点で考える べきことであり、繰り返しになりますが、現状の買入れ規模が最適であると考 えています。

(問) 本日の展望レポートの中で潜在成長率が低下していると書かれていま すが、潜在成長率が低下するということは、日本の国にとって、国民の生活あ るいは政府の政策にとってどういうことを意味し、どのような影響があるので しょうか。また、潜在成長率が落ちている時に、物価が、今は下落の方向です が、仮にそれが再びガソリンやその他の価格の影響で跳ね上がってきた場合、 例えば今までよりも早目に金利を引き上げる政策を採らなければならなくな るといったような、金融政策面への影響についても教えて下さい。

(答) 潜在成長率が下がっていくということは、どのような意味があるのか というお尋ねですが、潜在成長率というのは、生産年齢の人口の成長率とそう した生産年齢人口一人当りの生産性の伸びによって規定されます。短期的に人 口の成長率は所与であると考えると、一人当りの生産性が下がっていくという ことは、言い換えると、それだけ豊かではなくなっていくということを意味す るわけです。潜在成長率がそうした生産性の低下という要因で下がっていくと いう事態は、国民が豊かではなくなっていくということですので、そうした事 態は望ましくないという常識的な答え以外にはないように思います。 金融政策運営上のインプリケーション、意味合いについては、潜在成 長率というのは長期の概念であり、短期的な金融政策に即影響していくという ものではありません。ただ、潜在成長率の動向を見極め、需給ギャップの動向 がどのようになっていくかを見極めていくことは非常に大事な作業だと思い ます。

(問) 今回の危機以前の世界経済は、米国が大きく消費を伸ばし、そこで赤 字を膨らませ、インバランスが拡大するかたちで世界が成長を遂げてきました。 アジアの過剰貯蓄が米国に入り、それが米国の過剰消費につながっていたとい う指摘もあります。この危機が終わった後の望ましい姿を考えた場合、米国が 元の大きな消費に戻り、ある種のインバランスを再び拡大させるかたちで成長 していくという姿、あるいはもう少しアジア並びに新興国の需要が拡大すると いう姿、さらには元々ここ4~5年の成長率が高すぎたのでもう少し低い成長 率の世界経済となるという姿などが考えられると思います。総裁は、そのあた りのイメージについて、G7などにも出席されてどのような考えをお持ちで しょうか。

(答) 非常に大きな問い掛けですが、今のご質問に対してG7の場で答えが 用意されたということではありません。これは各政策当局者あるいは経済主体 がどのような経済のビジョンを持つのかという性格の問題だろうと思います。 それを申し上げた上で幾つかお答えしたいと思いますが、これだけ大きな ショックが加わると、どうしても議論が一方の極端から他方の極端にシフトし やすいように感じています。つい数年前までは、世界全体でサプライ・チェー ン・ネットワークが展開され、世界的な分業体制が整備されていく中で世界経 済全体が成長していくという見方が支配的だったように思います。今回、危機 が起きると、結局、過去数年間の景気拡大は、米国の過剰消費によって支えら れていたという議論になりますが、私自身はその見方も極端だという感じがし ています。 世界経済は、財・サービスの面でも金融の面でも相互に依存しており、 どの国にとっても一国だけで生産なり消費が完結するわけではないため、グ ローバルネットワークの中で世界経済が拡大してきたということだと思いま す。これからも、その基本的な姿は変わらないし、またその姿を維持していく 必要があると思います。そうした面で、現状、危険性がないかと言うと、幾つ かの危険な兆候はあると思います。例えば、現状そこまではいっていませんが、 貿易の面で保護主義が強まっていくということはその流れに逆行するもので す。また、各国で金融システム対策が採られた結果、どうしても金融的なナショ ナリズムというものが強まってきて、結果として世界全体でみた最適な資金配 分から乖離する方向に向かいがちな面があります。そうしたことが進むと、こ れまでの世界経済の成長を支えてきたグローバルなネットワークが損なわれ てきますので、望ましくない姿になっていくと思います。 世界経済全体の成長率が2000 年代半ばのプラス5%前後の成長率に 戻るかどうかという点については、様々な可能性があるように思います。私自 身は2000 年代半ばの高い成長率は、やはりできすぎであったという感じは持っ ていますが、どの程度の成長率になるのかについては明確な答えを持っている わけではありません。そこは、予断を持つことなく見ていく必要があり、政策 当局者として大事なことは、世界経済の持っている潜在成長力が削がれないよ うな政策運営、あるいは制度の設計ということに注意しなければならないとい うことだと思っています。

(問)メガバンク等の2009 年3月期の決算修正等が出始めており、数千億円 規模の赤字という先もあります。現在の日本の金融システムの状態について改 めてお考えをお聞かせ下さい。

(答) 国際金融資本市場における緊張の持続や内外の経済環境の悪化が、有 価証券関連損失の拡大や信用コストの高まり等を通じて、金融機関経営に影響 を及ぼしてきており、大手金融機関では2008 年度の業績予想を下方修正し、 赤字決算を見込む動きが相次いでいます。 もっとも、赤字決算に伴う損失は、現状では金融機関の自己資本で十 分吸収できる範囲にとどまっており、わが国金融システムの安定性は全体とし ては損なわれていないと判断しています。ただ何れにしても、これだけ経済・金 融が大きく動いていますから、実体経済や金融資本市場の動向が金融機関経営 や金融仲介機能に及ぼす影響については、引続き注意深くみていきたいと考え ています。

2009-05-01

あらためて米ドル円(USD/JPY)のチャートを観察します。
テクニカル分析を利用するには、チャートを無視しては将来の為替相場の予測はできません。
すべては過去のデータよりチャートで将来の為替相場を予測し、エントリーのタイミングを計る
わけです。チャートは為替相場そのものを示現しています。具体的には、価格変動の特性や
相場のトレンドを観察します。強気支持線と弱気抵抗線から売り方と買い方の境界を確認し
売買シグナルを探ります。

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1 Week Chart

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